スピーカー・ユニットの自作④  オリジナル手作り巻線機

オリジナル手作り巻線機
前回の考察にて、フィールドコイルに使用するエナメル線の長さが4,160mと算出されましたが、これだけ長い配線をボビンに巻きつけるには巻線機は必須アイテムとなります。オークション等で検索すると6,000円位から手に入れることができそうです。決して高い買い物ではないと思いますが、今回は遊びついでに巻線機も自作することにします。主な部品構成は底板、柱4本(縦横)、ボビン用シャフト2本、ボールベアリング4個、回転グリップで2,000円以下で製作可能です。
ボールベアリングの内径は7mmでシャフトは全ネジM6(mm)なので若干隙間がありますが無視することとします。問題はフィールドコイル用ボビンとエナメル線ボビンをM6(mm)シャフトにセンタリングさせることです。
フィールドコイルのボビンは芯のパイプ内径はφ31.0です。また購入したエナメル線のボビン中央の穴の径はφ18です。どちらも厚み15mm程度の木板を近いサイズのホールソーでドーナッツ状にくりぬき、ドーナツの外側に追加工を行いました。φ31は厚みを増す方向に、φ18は厚みを削るように調整しました。

女子体操の段違い平行棒のような位置関係に2つの軸を配置しています。
巻線機にボビンをセットした状態は・・・

機能するであろうことは間違いないと思いますが、使いやすいか否かについては、実作業にて確認します。
コイル用ボビンや購入したエナメル線ボビンの現合あわせで製作したため図面はありません。

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