スピーカー・ユニットの自作⑫　ダンパー小改造

ユニット完成後慣らし運転を続けていますが、やはり低音の過制動が気になります。そこで蝶ダンパーの制動を弱くする改造を行いました。
　もともとこの蝶ダンパーは1mm厚のベークライト板から形を切り出しています。製作の途中でやはり過制動を心配して厚みをサンドペーパーで薄くしています。

＜オリジナル形状＞
完成後の試聴で低域の過制動が気になり中心リングと外側リングの橋渡しをしている部分を半分カットしました。

＜最初の改造＞
　今回の改造も制動を弱くする方向の改造ですが、橋渡しの部分の材質変更を行いました。
今回使用した材料はコンビニ弁当の透明のフタ様のものです。（正確には別の食品のフタですが、薄く弾力のあるものを探して使用しました）
改造後の位置合わせ調整が難しくなることを嫌って、ダンパーは取り付けたままで改造しました。オリジナルの橋がついた状態で新しい橋を接着し、その後にベークライトの部分を切断しています。

＜今回の改造＞
低域の過制動は改善され、また高域の伸びもよくなったように感じます。
後は、後面開放型の箱と、スピーカー台を作りたいと考えています。