レコード・プレーヤーの製作(3Dプリンター・パーツ類)

発注していた3Dプリンター製パーツ類が到着しました。
到着した4部品全部を並べてみました。



①センター・スピンドル(ステンレス無仕上げ)

②ナイフエッジ・パーツ(真鍮・鏡面仕上げ)

③上側アームホルダー(真鍮・ロジウムメッキ)

④下側アームホルダー(真鍮・ロジウムメッキ)

 今回到着した4種類のパーツは材質や仕上げがそれぞれ違いますが、すべてダイレクトインジェクションではなくロストワックスにて製作されています。発注前にロストワックスでは注入する金属が若干縮退し、設計のサイズより小さくなりますとの案内を受けていました。そのためパーツ同士の嵌合に問題が出る可能性もあると考えパイプ部分の発注は止めていました。
ナイフエッジのパイプ差し込みの部分が小さくなるとパイプの差し込みが不能となります。
設計時の想定は使用するパイプはステンレスφ9.5,厚み0.5tとしていました。実際このサイズのパイプを出来上がってきたナイフエッジに差し込もうとするとパイプの外側が干渉してしまいました。
縮退後のパイプ受け部分の測定が終わったら、それを基準としてアームパイプを再設計し、発注しようと思います。パイプ側の材質はチタンを選択していますのでダイレクトインジェクション成形となるため正確なサイズでの製作が可能となると考えています。
アームホルダーも上下パーツを互いに挟み込む形で嵌合させる設計としていましたが、差し込み時に干渉するため、やすりがけが必要となりそうです。
ナイフエッジのナイフ部分と受けのV溝に関しては、精密というレベルの一歩手前といった印象です。やすり掛け等を行うか否かはこれからじっくりと考えます。
半歩前進といったところです。秋までにはプレーヤーシステムとしての完成を目指しています。

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