レコード・プレーヤーの製作(完成直前)

このプロジェクトも1年経過していますがやっと完成寸前のところまでこぎつけてきました。
まずは写真を掲載します。

全景はこのようになっています。自作ロングアーム搭載のベルトドライブ式レコードプレーヤーです。

メインプラッターのシャフト部にリングマグネットの”つば”がついており軸受け側のリングマグネットと反発させることにより軸受けへの荷重を軽減させる構造です。この部分はTEACのマグネフロートプレーヤーの部品を使いました。

マグネフロートのプラッターのみを設置すると左の写真の様になります。今回は以前落札した別のプラッターを上にのせて二段構造プラッターとなっています。

トーンアームはロングでダイナミックバランスです。
アームは手曲げでJ字型ですが上下回転軸から前に向かったところで上方へS字でオフセットしています。

3Dプリンタで出力したナイフエッジ受けとナイフエッジで上下回転をさせます。
写真の中央に見える縦方向のスプリングで針先に荷重を掛けています。

下部に見えるワッシャーはラテラルバランス用の錘です。

糸掛け式のインサイドフォースキャンセラーを装備しています。

電源供給部と出力端子部です。
モーターは4極シンクロナスタイプです。商用電源の50Hzで33 1/3, 45 r.p.m.とも定速にて回転できるよう調整完了しました。回転数の微調整はオーディオ用のオシレータ信号で50Hz近傍のサイン波を作り出してこの周波数を可変させることにより行います。このサイン波をPA用のパワーアンプで増幅し、プレーヤーへ回転用の電力を供給します。
次回はこのシステムで再生した音源を掲載しようと思います。

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