UV-845Sパワーアンプのオーバーホールと改造③

これまでの2回の記事で最終的な回路まで掲示してしまいましたが、ここで元に戻ってパーツ選び、レイアウトについて記載します。

 もう一度外観を確認してください。初段管の背後に4本の電解コンデンサが起立しています。これは845高圧回路の平滑部に入っている3段積みの220μF電解コンデンサ1組と初段、ドライバ段用中圧回路の平滑出口の部分の47μF電解コンデンサです。これらについては形状の合うポリプロピレンフィルム・コンデンサに交換することも考えましたが、オーディオ用は先述のように値段が自分の考えに合わないことや容量の制限の問題で交換は行わず、飾りとして残しておくことにしました。
 内部のレイアウト設計については実際のシャーシ内部の寸法どりを行い取り外し部分を特定して3Dでモデリングしました。(外観図も併せて3Dでモデリングしました)
モデリングにあたってはKEMETのC4AQシリーズから耐電圧と容量の合いそうなものを選定し、設置場所のスペースに配置できるものを選定していきました。845高圧整流回路の最終出力部のみCORNELL DUBILIERの944U700K142AC(1400V-70μF)を選びました。(緑色の太い円筒形のもの)リレー類の配置も3Dモデリングで決定しています。

ここで7月12日の記事につながります。

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