ブリッジT型定インピーダンス 超ド級トーンコントローラ回路

予告通り、この回路はこのタイプのトーンコントロールの最終形態です。はっきり言って非実用的です。低域増強8レベル、低域減衰8レベル、高域上昇8レベル、高域減衰8レベルで±15dBの調整範囲を持っています。また各レベルに対して1組の独立したLCを使っており、これまでのように共用をしていないため特性は非常に美しい曲線を描いています。

これまで記事にしていた回路は低域増強、低域減衰、高域上昇、高域減衰でLCを共用してコストを抑えていましたが、今回はその制約を取り払って純粋にきれいな特性となるよう定数を決定しています。
これを実現する289通りのLCRの組み合わせは以下の通りです。

回路は以下のようになります。

予告編でも書きましたが、これを実現するためには非常にコストがかかります。とんでもない値のLも使っています。コストを抑えるには増強・減衰のステップ数を抑えるかLCを共用化するしかありません。例によってこの回路定数は現物で検証したものではないため、この回路を採用して自作された場合の特性は保証いたしかねます。また回路、LCRの各定数は間違っているかもしれませんが著作権は本blogサイトオーナーに帰属しますので商用利用はお断りいたします。

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