600Ω定インピーダンス型LCRイコライザユニットの設計・製作①

　新規のイコライザーユニット製作にあたり、まずはコンセプト決めから行いたいと思います。
①本機はイコライザーアンプではなく、600Ω定インピーダンス回路に挿入するLCR外部イコライザーユニットとする。
②搭載カーブはRIAA,AES,COLUMBIA,FFRR,Old RCA,NABの6種類を基本とする。
③TURN OVERとROLL OFFは独立切替えとする。
④Totalコストは3万円未満で実現する。
⑤RIAA以外は市場に適当なインダクタが存在しないため、コストも考えRIAAを含めインダクタは全て自作の手巻きにて実現する。
⑥複数のL値に対してインダクタのコアはChあたり、TURN OVERで1個、ROLL OFFで1個のみで実現する。複数のコイルを直列で接続し必要な値を得る。
⑦コアはコストと入手のしやすさを考慮して、今回はフェライトコアを採用する。
今回はこのコンセプトで進めます。