レコード・プレイヤーの自作 ①

今回から不定期にてレコード・プレイヤーの自作に関する記事を書きます。
完成目標は2016年3月ということにしておきます。
オーディオに関しては寡作ですが真空管アンプの自作をここ15年ほど行ってきました。
昨年、一昨年はスピーカーユニットの自作に手を染め、あとEQアンプとレコード・プレイヤーを
自作すればオール自作システムが出来上がる事になります。(カートリッジはまだ敷居が高いので除外します)
そこで、EQアンプを自作しようとWebであれこれパーツの価格を調べていましたが、決めきれずにいました。
ある日海外に住む友人からあまり高価にならない範囲でトーンアームを入手できないかという依頼がありレコード・プレイヤー関連のオークションを覗くようになりました。
そこで4極シンクロナス・モーターを見つけてしまったことから今回の自作ターゲットをレコード・プレイヤーに変更しました。出来合いのフォノモーター(ターンテーブル)でキャビネットを作るというのも悪くはないですが1台は稼働できるレコード・プレイヤーを所有していますのでどうせやるならオール自作と言えるレベルのレコード・プレイヤーを製作したいと思います。
今回の設計・製作コンセプト
①オークションで落札した4極シンクロナス・モーターを利用したベルトあるいは糸ドライブ。
②プラッターの駆動は最外周を駆動せず、インナーにφ100~φ120のベルト受けを作る。
③50Hz地域に住んでいるので1500r.p.m.のモーター回転数を2段階で33or45r.p.m.に落とす。
④シンクロナス・モーターは電源周波数同期の為回転数調整ができないのでモーター主軸にアルミ円盤を取り付け渦電流損を発生させるエディカレント・ブレーキにて速度を調整する。
⑤センタースピンドルは3Dプリントサービスを利用し製作する。軸受はスラスト荷重も考慮したタイプを選択する。
⑥プラッターもオークションにて探す。
⑦アームも自作する。ロング・アームにて設計を行い、ダイナミック・バランス+ダブル・ナイフエッジ構造にする。ナイフエッジの受け部分は3Dプリンターでの製作を前提とする。
⑧ラテラルバランスとインサイドフォースは後から考える。
無事プラッターもオークションにて落札成功しました。また大変にラッキーだったと思いますがヘッドシェルの受け部分もオークションに出ておりこれも落札できました。
基本となるモーター+プラッター+ヘッドシェル受け部の3点まで落札できたため、いざ設計の開始です。
ちなみに上記3点の落札価格合計は1万円ちょっとでした。
上記3点の写真を掲載します。

モーターは(株)サーテック製シンクロナス・モーターSM-H8A15S (15Wタイプ)

ヘッドシェルの受けは出品者が2点SETで出されていましたので得をした気分です。

プラッターはマイクロの初代1号機ターンテーブルM-8Pプラッター、ゴムマットは型式不明です。
重量は1kgちょっとで重い物ではありません。

blogにて製作の宣言をしてしまったので後には引けなくなりました。
今後、設計・製作の進み具合に合わせて不定期にて記事を掲載していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました